
現役保健師のゆんです!
ブログを見ていただきありがとうございます🥰
皆さん「病棟の看護師さんって忙しそうだな🤔」っていうイメージを持っていませんか?
実際に3年間急性期病院の病棟で勤務していてその感想は……
とても忙しいです!!!(笑)
もちろん病院や病棟によって1日の流れや業務は違いますが、基本的に病棟の看護師は皆忙しいと思います。
私は2交替制(日勤帯・夜勤帯のみ)の病院に勤務していて、実際のタイムスケジュールや業務について具体的に書いていきます。
業務の流れに加え、安全に看護業務をするために気を付けていたこともまとめています。
今回の記事は日勤帯(8:30~17:00)の1日の流れについてです。
ただ内容が思ったよりも濃くなってしまったため、今回は午前中のみのバージョンです!
これから看護師を目指している方、看護師に興味のある方は参考にしてくれたら嬉しいです😊
- 日勤帯での病棟看護師の業務の流れ
- 安全に看護業務をするために気を付けていたこと
このブログでは看護師で転職に悩んでいる方や保健師に興味のある方へ、実際に行った転職活動や保健師の仕事内容を中心に投稿しています。
【午前】日勤帯の1日の流れ

前勤めていた病棟でのスケジュールは大体こんな感じでした。
(あくまで急性期病院の1つの例です!)
7:40 | 出勤 情報収集 |
8:30 | 物品や点滴の準備 |
8:40 | 申し送り |
9:00 | おむつ交換、陰部洗浄、清拭、体位交換、傷の処置 |
10:00 | バイタルサイン測定、吸引処置、午前退院の送り出し、検査の送り出し、入浴介助、記録 |
11:30 | 血糖測定、経管栄養の準備・投与、看護師の前半休憩 |
12:30 | インスリン注射、昼食配膳、食事介助、看護師の後半休憩 |
情報収集
日勤帯は8:30からの勤務ですが、私は毎回7:30には病院に着いており、ナース服に着替えて7:40頃には病棟にいました。

勤務開始の約1時間前に病棟にいるなんて早いなー!
受け持ち患者さんの情報収集に時間がかかるため早めに病棟に行く必要がありました。
リーダーをしている先輩は大体の患者さんの状況がわかっている上に、情報収集の時間が速いため皆さん8時過ぎに来ていました😂
これまで受け持ったことがある患者さんだとここ数日の状況を確認するだけでよいのですが、初めて受け持つ患者さんだとあらゆる情報を頭に入れなければなりません。
- 疾患、既往歴
- 治療内容
- 現在の身体状況
- 内服薬や点滴薬の内容、投薬のタイミング
- 今日の予定(検査の有無など)
- 夜~翌日の予定
- 退院予定が決まっているか
- 日勤帯宛のメッセージの有無
特に新人の頃は電子カルテに書かれている内容ほとんどが理解できません(笑)
治療や薬など毎回調べながら情報収集していたため、いくら時間があっても足りないですね😂
そしてこのような感じで時間軸を毎回書いて患者さんのスケジュールをメモしていました。

この時に愛用していたのが、ジェットストリームの3色ボールペンです🖊
- さらさらと文字が書けるのでストレスフリー
- 赤色、青色のボールペンもついている
⇒特に忘れたくないことや情報収集の後で追記したことを書きたいときは色を変えてわかりやすく! - 見た目もシンプルで、持ちやすい細さ
同期や先輩でジェットストリームのボールペンを愛用している人が多かったですよ😍
物品や点滴の準備
情報収集が終わったら、8:30頃から日勤帯の間で使用する血圧計やアルコール綿、薬・注射ファイル、内服薬や点滴薬を準備します。
皆さんお気づきでしょうか?ここまででまだ8:30になっていないんです!
勤務の本番はこれからです!!🤣
申し送り
8:40頃には夜勤帯のリーダーさんから申し送りがあり、その後同じチームの方と受け持ち患者さんの情報共有を行います。
ちなみにこのチームはおむつ交換や清拭を一緒に行ったり、お昼休憩を前半後半で分けるためにあります。
おむつ交換、陰部洗浄、清拭など
情報共有をして9:00頃からは、同じチームの受け持ち患者さんの中でおむつ交換や陰部洗浄、清拭が必要な方のケアを行います。
看護師1人でおむつ交換や清拭を行うのは、体力的に大変で時間もかかり、結果的に患者さんにも負担をかけてしまいます。
そのため複数の看護師で協力し、安全かつ効率的に行っています。
他には少なくとも昼食前、夜勤帯への交代前におむつ交換や体位交換をしていましたね。
また、このタイミングで全身の身体状態を見たり触ったりして観察し、褥瘡などの傷の処置も行っています。
バイタルサイン測定、吸引処置、午前退院の送り出しなど
10:00頃からは自分の受け持ち患者さんのラウンド(病棟・病室の見回り)を行います。
まず日勤帯担当であることを挨拶し、バイタルサイン(体温・血圧・脈拍など)の測定を行います。
患者さんによっては、呼吸器疾患の既往があれば聴診器で呼吸音も聴いたうえで吸引処置を行うこともあります。
この時間で、患者さんの状態に変化がないかをバイタルサインや会話を通して観察することがとても大切です。
午前退院の方は次回外来受診の案内や退院処方を渡して、送り出しをします。
内視鏡検査や透析を予定している方は、看護師の送り出しが必要なため、予定時間に合わせて患者さんと一緒に内視鏡室や透析室へ移動します。
加えて隙間時間に記録も進めます…!(経験上午前中にある程度記録できるかで、残業時間に大きく関わってきます🤣)

ここまででだいぶお腹いっぱいな量・・・まだあるのか!
血糖測定、経管栄養の準備・投与、看護師の前半休憩
そしてあっという間に11:30頃になるので、血糖測定や経管栄養の準備・投与を行います。
12:30から昼食時間のため、昼食前にこれらを済ませる必要があります。
血糖測定が自宅退院後も必要な患者さんの場合は、この時間で自己血糖測定の方法を指導しています。
また経管栄養は合計2~4時間程度かかるため、昼食より早い時間から始めることで夜分の経管栄養との間隔をほどよく空けることができます。
そして看護師の前半休憩の時間となるため、休憩に入る人は同じチームの後半休憩の人に休憩中にお願いしたいことや、受け持ち患者さんの検査や治療の状況を伝えておきます。
インスリン注射、昼食配膳、食事介助、看護師の後半休憩
12:30に昼食が運ばれてくるので、昼食前に必要な方はインスリン注射の投与をします。
血糖測定同様、自宅退院後もインスリン注射が必要な方はこの時に自己注射の方法を指導しています。
そして昼食の配膳を看護助手さんと一緒に行い、自力で食事が食べられない方は介助をします。
食事介助が必要な方は、手が思うように動かせなかったり飲み込みが良くない場合が多いので、少なくとも30分ほどはかかります。
そのため食事介助の受け持ち患者さんがいるときは、後半休憩に入る方の申し送りを聞いてから介助を行います。
自分が後半休憩に入るときは大体12:40すぎからで、「やっと休める~~~😂😂」という感じでした(笑)
安全に看護業務をするために気を付けていたこと

朝に作成したスケジュールをこまめに確認
上記のように自分の受け持ち患者さんだけでない方もおむつ交換などで関わることがあり、朝にまとめたスケジュールを忘れることがあります。
ただでさえ、受け持ち患者さんは多い時だと7~8人のときもあるので、ぶっちゃけ1人か2人くらい忘れることがあります🤣
なので「今日しなければならないこと」を忘れずに行うために、こまめにスケジュールを確認する必要があります。
私は忘れっぽいので、患者さんの病室に行く前後に毎回確認していました!
同じチームの人やリーダーに報告・連絡・相談
でました「報告・連絡・相談」!いわゆる「ほう・れん・そう」です!
看護学生の実習のときからかなり言われていると思いますが、実際本当に重要です。
多いときは7~8人の受け持ち患者さんがいて、同じ時間に複数の業務が重なる場合どうしても自分1人で対応できないことがあります。
普通に考えても、体は1つしかないですし「無理!終わらない!😭」と何度思ったことか……
そういうときは同じチームの方やリーダーさんに自分に余裕がないことを伝えましょう。
私は3年しか病棟で働いていなかったので、同じチームになる方やリーダーさんは大体先輩や同期でした。
「Aさんの検査出しがまだ終わっていません!」や「Bさんの点滴準備これからします!」など声に出して状況を伝えることで、周りもその状況を理解しフォローしてくれます。
厳しい先輩や苦手な先輩のときはフォローしてくれないときもありますが🤣🤣
そのときは優しい先輩や同期に頼っていましたね🙌(笑)
まさにチームで患者さんを支えることが大切だとじみじみ実感していました。
まとめ

いかがでしたか?
「午前中だけでこんなに業務量あるの!?」と思った方が多いのではないでしょうか。
入院したことがある方はわかると思うのですが、夜勤帯の看護師との交代のときとお昼のときくらいしか病棟看護師って自室に来てくれないですよね🤣(私の偏見かもしれませんが)
患者さんともっとコミュニケーションをとりたいと思いながらも、実際にはこれほどの業務量があり、毎日忙しく動き回っています。
午後の業務についてもまとめています!
少しでも参考にしていただけたら嬉しいです。
最後までご覧いただきありがとうございました🌼
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